8 | | == 簡単な方法 - リリースバージョン向け == #Short-Installareleasedversion |
9 | | クイックインストールをするためには [http://python.org Python-2.5], [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/EasyInstall#installing-easy-install easy_install], SQlite-3.3.4 がすでにインストールされていなければなりません (各バージョンは、より新しいものでも可)。 (Genshi をビルドするのであれば、 python-dev (訳注: のような Python のビルド環境パッケージ) も必要になります) |
10 | | {{{ |
11 | | sudo easy_install Trac |
12 | | }}} |
13 | | |
14 | | == インストール条件 == #Requirements |
15 | | Trac を動作させるためのハードウェア要件は、当然のことながらデータ (Wiki ページ, チケット, リビジョンの数) のボリュームやトラフィックに強く依存します。とても小さなプロジェクトであれば、 500MHz のプロセッサ一つに 128MB の RAM でも SQLite を使って充分動作させられます。高速なハードディスクであればさらに動作が快適になるでしょう。 |
16 | | |
| 12 | [[PageOutline(2-3,インストール手順,inline)]] |
| 13 | |
| 14 | == 依存関係 == #Dependencies |
| 15 | === 必須の依存関係 === #MandatoryDependencies |
19 | | * [http://www.python.org/ Python] 2.3 以上 |
20 | | * XML 関連が組み込まれた mod_python を使用する場合、 python-2.5 を使用してください。 expat モジュールがネームスペース化されているので、 apache のクラッシュが引き起こされることがなくなります。 (詳細は [http://www.dscpl.com.au/wiki/ModPython/Articles/ExpatCausingApacheCrash ここ] を参照してください) 。 |
21 | | * RPM ベースのシステムでは、 `python-devel` と `python-xml` パッケージが必要になるかもしれません。 |
22 | | * 注意事項を参照してください。 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindows/Python2.5 "TracOnWindows/Python2.5"] |
23 | | * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools] 0.6 以上 |
24 | | * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi] 0.5 以上 (バージョン 0.4.1 以上という記述は 0.11 のリリース候補以前の場合でした) |
25 | | * データベースシステムと対応する Python ドライバが必要です。 |
26 | | データベースは SQLite, PostgreSQL, ''MySQL (実験的)'' のどれかが使えます。 |
27 | | * プラグインが必要とする場合は [http://www.clearsilver.net/ ClearSilver] が必要です。 |
28 | | |
29 | | ==== SQLiteの場合 ==== #ForSQLite |
30 | | |
31 | | * [http://www.sqlite.org/ SQLite] 3.3.4 以上を推奨します (Note: Python 2.5.2 には同梱されています)。 |
32 | | * Python-2.5 を使用しないなら [http://pysqlite.org/ PySQLite] が必要です (2.3.2 を推奨します)。 SQLite 2.x を使用する場合 PySQLite version 1.x 、 SQLite 3.x を使用する場合 PySQLite version 2.x がそれぞれ必要です。 詳細は [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] を参照してください。 |
33 | | |
34 | | ''Note: 'contrib/trac-post-commit-hook' を使用する場合、 Trac は 0.9 以降、 PySQLite は 2.x が必要です。 |
35 | | |
36 | | ''Note: Mac OS X のユーザは注意してください; Apple が提供している SQLite は AFP や SMB のようなネットワークファイルシステムでのがいるロックを行うための追加コードが含まれています。このコードは現在のメインラインのソース (3.3.6) では存在しませんので、ソースから SQLite をビルドした場合にこのようなファイルシステムでは正しく機能しないでしょう - 通常は "{{{database is locked}}}" というエラーが発生します。 Apple のコードをベースにした 3.3.6 向けの [http://www.alastairs-place.net/2006/07/sqlite_and_mac/ パッチ] があります。また、 Apple から提供されている別のバージョン (今のところ 3.1.3) を使用するのがおそらく最も良いでしょう。'' |
37 | | |
38 | | ==== PostgreSQLの場合 ==== #ForPostgreSQL |
39 | | |
| 18 | * [http://www.python.org/ Python], 2.4 以上 3.0 未満 |
| 19 | (Pyhton 2.3 のサポートは、このリリース (訳注: 0.12) で打ち切られました) |
| 20 | * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools], 0.6 以上 |
| 21 | * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi], 0.6 以上 |
| 22 | |
| 23 | また、データベースと、それに対応する Python のバインディングが必要です。 |
| 24 | データベースは SQLite, PostgreSQL, MySQL のいずれかが使用できます。 |
| 25 | |
| 26 | ==== SQLite の場合 ==== #ForSQLite |
| 27 | |
| 28 | Python 2.5 か 2.6 の場合は、必要なライブラリは同梱されています。 |
| 29 | |
| 30 | Python 2.4 の場合、 pysqlite が必要です。 pysqlite は |
| 31 | [http://code.google.com/p/pysqlite/downloads/list google code] から Windows |
| 32 | インストーラやソースからのビルド用の tar.gz アーカイブがダウンロードできます: |
| 33 | {{{ |
| 34 | $ tar xvfz <version>.tar.gz |
| 35 | $ cd <version> |
| 36 | $ python setup.py build_static install |
| 37 | }}} |
| 38 | |
| 39 | 上記の手順で SQLite のコードも展開されバインディングがビルドされます。 |
| 40 | |
| 41 | SQLite 2.x は、もうじきサポートされなくなります。 SQLite 3.x 向けの pysqlite 1.1.x |
| 42 | バインディングも、もうじきサポートされなくなるので、 pysqlite 2.x を使うようにしてください。 |
| 43 | |
| 44 | 詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] を参照してください。 |
| 45 | |
| 46 | ==== PostgreSQL の場合 ==== #ForPostgreSQL |
| 47 | |
| 48 | 下記いずれかの Python バインディングをインストール擦る必要があります: |
41 | | * [http://initd.org/projects/psycopg2 psycopg2] |
42 | | * See [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend#Postgresql DatabaseBackend] |
43 | | |
44 | | '''Warning''': PostgreSQL 8.3 は厳密な型チェックメカニズムを採用しています。 Trac で PostgreSQL の バージョン 8.3 を使用するには、 [http://trac.edgewall.org/changeset/6512 trac-0.11] 以降でなければなりません。 |
45 | | |
46 | | ==== MySQLの場合 ==== #ForMySQL |
47 | | |
48 | | '''Warning''': MySQL のサポートは今のところ ''まだ'' 実験段階です。 環境によっては動作しますが、特に unicode の使用と、リポジトリキャッシュのキー長に関して、いくつかの問題が残っています。より詳細な情報は [http://trac.edgewall.org/wiki/MySqlDb MySqlDb] を参照してください。 |
49 | | |
50 | | * [http://mysql.com/ MySQL] 4.1 以上 |
51 | | * [http://sf.net/projects/mysql-python MySQLdb] 1.2.1 以上 |
52 | | |
53 | | == 非必須の条件 == #OptionalRequirements |
| 50 | * [http://pypi.python.org/pypi/psycopg2 psycopg2] |
| 51 | |
| 52 | 詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend#Postgresql DatabaseBackend] を参照してください。 |
| 53 | |
| 54 | |
| 55 | ==== MySQL の場合 ==== #ForMySQL |
| 56 | |
| 57 | Trac は以下のガイドラインで、 MySQL でも良好に動作するようになりました。 |
| 58 | |
| 59 | * [http://mysql.com/ MySQL], 5.0 以降 |
| 60 | * [http://sf.net/projects/mysql-python MySQLdb], 1.2.2 以降 |
| 61 | |
| 62 | '''非常に''' 重要なことが記載されているので、データベースを作成するときに [http://trac.edgewall.org/wiki/MySqlDb MySqlDb] のページを注意深く読んでください。 |
| 63 | |
| 64 | === 任意の依存関係 === #OptionalDependencies |
57 | | '''Please note:''' Subversion を使用するなら Trac を同じマシンにインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在サポートされていません。 |
58 | | |
59 | | * [http://subversion.tigris.org/ Subversion] 1.0 以上 (1.2.4, 1.3.2, 1.4.2 のいずれかが推奨されます) と '''''対応する''''' Python バインディングに対応しています。トラブルシューティングには [http://trac.edgewall.org/wiki///trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion TracSubversion] を参照してください。 |
60 | | * Trac は Subversion のディストリビューションに含まれる [http://svnbook.red-bean.com/svnbook-1.1/ch08s02.html#svn-ch-8-sect-2.3 SWIG] バインディングを使用します。 [http://pysvn.tigris.org/ PySVN] では '''ありません''' (PySVN は時々、標準の SWIG バインディングと混同されることがあります)。 |
61 | | * SWIG バインディングを含まない Subversion が既にインストールされている場合、 Unix であれば `make swig-py` と `make install-swig-py` による Subversion の再構成が必要です。 |
62 | | * Win32 の場合、 [http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=91 pre-compiled bindings] から取得してください。 |
63 | | * サードパーティから他のバージョン管理システムのサポートが提供されています。 [http://trac.edgewal.org/wiki/PluginList PluginList] と [http://trac.edgewall.org/wiki/VersioningSystemBackend VersioningSystemBackend] を参照してください。 |
| 68 | ===== Subversion ===== |
| 69 | * [http://subversion.apache.org/ Subversion], 1.5.x または 1.6.x と '''''対応する''''' Python バインディング。 1.2.4, 1.3.2, 1.4.2 のような 1.0 以降の古いバージョンも、今のところ動作します。トラブルシューティングの情報が [http://trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion#Troubleshooting TracSubversion] のページに記載されていますので、確認してみてください。 |
| 70 | |
| 71 | 主要なプラットフォーム向けに [http://subversion.apache.org/packages.html コンパイル済みの SWIG バインディング] が用意されていますので、通常はこれを使ってください。 Trac は [http://pysvn.tigris.org/ Pysvn] のような新しい `ctype` 形式のバインディングでは '''動作しません'''。 |
| 72 | |
| 73 | |
| 74 | '''重要な Note:''' Subversion を使用するなら Trac を '''同じマシン''' にインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在サポートされていません。 |
| 75 | |
| 76 | |
| 77 | ===== その他のバージョン管理システム ===== #Others |
| 78 | |
| 79 | Subversion 以外のバージョン管理システムのサポートはサードパーティから提供されます。 [http://trac.edgewall.org/wiki/PluginList PluginList] および [http://trac.edgewall.org/wiki/VersioningSystemBackend VersioningSystemBackend] を参照してください。 |
66 | | * CGI が利用可能な Web サーバ (TracCgi を参照してください) または |
67 | | * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] が利用可能な Web サーバ (TracFastCgi を参照してください) または |
68 | | * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] 互換の Web サーバ ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] を参照してください) または |
69 | | * [http://httpd.apache.org/ Apache] と [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi] ([wiki:TracModWSGI] や http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照してください) |
70 | | * mod_wsgi は非常に新しく、いくらか実験的ですが、これは Apache 1.3, 2.0 または 2.2 で動作するはずで、 mod_python を使用するよりも良いパフォーマンスが出るはずです。 |
71 | | * [http://httpd.apache.org/ Apache] と [http://www.modpython.org/ mod_python 3.1.3 以降] (TracModPython を参照してください) |
72 | | * mod_python をインストールするときは、開発向けの Python と Apache が必須になります (実際にはライブラリとヘッダファイル) 。 |
73 | | |
74 | | Trac を Apache と [http://www.modpython.org/ mod_python 2.7] で動かすことも可能です。([http://trac.edgewall.org/wiki/TracModPython2.7 TracModPython2.7] を参照してください) 。このガイドは 0.8.4 以降更新されていないので動作が異なるかもしれません。 |
75 | | |
76 | | ==== その他の Python ユーティリティ ==== #OtherPythonUtilities |
77 | | * WikiRestructuredText は [http://docutils.sourceforge.net/ docutils] 0.3.9 以降が必要です。 |
78 | | * '''シンタックスハイライト''' を行うには [http://pygments.pocoo.org Pygments] が必要です。 [http://silvercity.sourceforge.net/ SilverCity] の 0.9.7 以降や、 [http://gnu.org/software/enscript/enscript.html GNU Enscript] なども併せて使用することができます。詳細は TracSyntaxColoring を参照してください。 |
79 | | * [http://pytz.sf.net pytz] からタイムゾーンの完全なリストを取得します。 pytz を使用しなければ Trac は内部実装された短いリストを使用します。 |
| 82 | Trac にはサーバ機能が組み込まれているので、 Web サーバは必須ではありません。このページに下にある [#RunningtheStandaloneServer スタンドアロンサーバの起動] セクションを参照してください。 |
| 83 | |
| 84 | Trac は下記の要件を満たす Web サーバで動作します。 |
| 85 | * [http://httpd.apache.org/ Apache] との組み合わせで |
| 86 | - [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi], [wiki:TracModWSGI] および |
| 87 | http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照 |
| 88 | - [http://modpython.org/ mod_python 3.3.1], TracModPython を参照 |
| 89 | * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] が使用可能な Web サーバ (TracFastCgi を参照) |
| 90 | * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] が使用可能な Web |
| 91 | サーバ ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] を参照) |
| 92 | * CGI が使用可能な Web サーバ (TracCgi を参照), '''しかし Trac を CGI スクリプトとして使用することは |
| 93 | 全く推奨されていません''' ので、上に挙げた方法を選択するようにしてください。 |
| 94 | |
| 95 | |
| 96 | ==== その他の Python パッケージ ==== #OtherPythonPackages |
| 97 | |
| 98 | * [http://babel.edgewall.org Babel], 0.9.5 以上。 |
| 99 | ローカライズの機能を使用する場合は必要。 |
| 100 | * [http://docutils.sourceforge.net/ docutils], 0.3.9 以上。 |
| 101 | WikiRestructuredText を使用する場合は必要。 |
| 102 | * [http://pygments.pocoo.org Pygments], |
| 103 | [wiki:TracSyntaxColoring シンタックスハイライト] を使用する場合は必要。 |
| 104 | [http://silvercity.sourceforge.net/ SilverCity] や |
| 105 | [http://gnu.org/software/enscript/enscript.html Enscript] も、今のところ使用できますが、 |
| 106 | サポートを打ち切る予定なので、 Pygments を使用してください。 |
| 107 | * [http://pytz.sf.net pytz], タイムゾーンの完全なリストを取得する場合に必要。 |
| 108 | pytz がない場合、 Trac は内部で定義している |
| 109 | 短いタイムゾーンの実装にフォールバックします。 |
85 | | == Tracのインストール == #InstallingTrac |
86 | | |
87 | | Trac をインストールする 1 つの方法は `setuptools` を使用することです。 |
88 | | setuptools は subversion のリポジトリから Trac をインストールすることができます; |
89 | | 0.11 のリリースバージョンをインストールするための例を以下に示します: |
90 | | {{{ |
91 | | easy_install http://svn.edgewall.org/repos/trac/tags/trac-0.11 |
92 | | }}} |
93 | | |
94 | | もちろん、ソースディレクトリのトップでの典型的な python セットアップもできます: |
| 115 | |
| 116 | == Trac のインストール == #InstallingTrac |
| 117 | === `easy_install` を使用したインストール ===#Usingeasy_install |
| 118 | Trac をインストールする方法のひとつに `setuptools` の利用があります。 |
| 119 | setuptools を使用すると、 Trac を Subversion リポジトリからインストールすることもできます; |
| 120 | |
| 121 | 例: |
| 122 | |
| 123 | - Trac 0.12 をインストールする: |
| 124 | {{{ |
| 125 | easy_install Trac==0.12 |
| 126 | }}} |
| 127 | |
| 128 | - 開発中の最新バージョンをインストールする: |
| 129 | {{{ |
| 130 | easy_install Trac==dev |
| 131 | }}} |
| 132 | Note: 最新のバージョンは十分テストされているとは限りません。 |
| 133 | リリースされているバージョンを使用するか、ソースからのインストールをおすすめします。 |
| 134 | |
| 135 | === `pip` を使用したインストール === #Usingpip |
| 136 | 'pip' は easy_install のリプレースであり、とても簡単に素早く Python パッケージをインストールすることができます。 |
| 137 | Trac をインストールして起動するまでに5分程度でできてしまいます: |
| 138 | |
| 139 | pip によってインストールされる場所を /opt/user/trac とした場合の例です |
| 140 | |
| 141 | - |
| 142 | {{{ |
| 143 | pip -E /opt/user/trac install trac psycopg2 |
| 144 | }}} |
| 145 | または |
| 146 | - |
| 147 | {{{ |
| 148 | pip -E /opt/user/trac install trac mysql-python |
| 149 | }}} |
| 150 | |
| 151 | pip では OS 固有のヘッダファイルなとが整備されているため、 PostgreSQL (libpg-dev) や MySQL (libmysqlclient-dev) へのバインディングも自動でビルドされます。 |
| 152 | |
| 153 | また pip は (Genshi, Pygments などの) 依存関係を解決し、 pypi.python.org から最新のパッケージをダウンロードして、 /opt/user/trac の配下にインストールするところまで自動化されています。 |
| 154 | |
| 155 | すべてのコマンド (tracd, trac-admin) は /opt/user/trac/bin の配下にインストールされます。 mod_python (!PythonHandler ディレクティブを使用する場合) や mod_wsgi (!WSGIDaemonProcess ディレクティブを使用する場合) などのファイルも配置されます。 |
| 156 | |
| 157 | 加えて、 Trac プラグインのうちのいくつか ([http://pypi.python.org/pypi?:action=search&term=trac&submit=search ここ] で一覧を見ることができます) も pip からインストールすることが可能です。 |
| 158 | |
| 159 | |
| 160 | |
| 161 | === ソースからのインストール === #Fromsource |
| 162 | もちろんのことながら、ソースコードディレクトリのトップで行う Python の伝統的な setup も動作します。 |
| 163 | |
| 164 | ソースはリリースに一致する .tar.gz や .zip の形式 (Trac-0.12.tar.gz など) で取得できます。また、リポジトリから直接取得することもできます (詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/SubversionRepository SubversionRepository] を参照してください)。 |
| 165 | |
135 | | [wiki:TracAdmin trac-admin] はプロジェクト名、 [wiki:TracEnvironment#SourceCodeRepository ソースコードのリポジトリ] のタイプとパス、 [wiki:TracEnvironment#DatabaseConnectionStrings データベース接続文字列] など、 Environment を作成するのに必要な情報の入力を促します。これらのオプションを指定せず、空白を入力するとデフォルト値が使用されます。 SQLite がインストールされている場合、データベース接続文字列はいつでもデフォルト値で動作します。バージョン管理システムのリポジトリへのパスを指定しない場合、バージョン管理に関するすべての機能が無効化されますが、基本システムが動いていればいつでもバージョン管理に関する機能を追加することができます。 |
136 | | |
137 | | また、 ここで指定した値は [wiki:TracIni] 設定ファイルを直接編集することで後から変更できることに留意してください。 |
138 | | |
139 | | ''Note: Web サーバのユーザアカウントは Environment のディレクトリと、その中のすべてのファイルに対する書き込み権限が必要です。 Linux では、 Web サーバが apache というユーザ、 apache というグループで起動している場合は以下のように入力してください。:'' |
140 | | |
141 | | chown -R apache.apache /path/to/myproject |
142 | | |
143 | | '''Warning: インストールされたファイルの中から trac.cgi を探しても見つかりません。現在のドキュメントは不完全な状態です; trac-admin の 'deploy' コマンドを使う必要があります。詳細は http://trac.edgewall.org/ticket/7312 や http://trac.edgewall.org/ticket/6827 を参照してください。''' |
| 214 | [TracAdmin trac-admin] は、プロジェクトの名前や [TracEnvironment#DatabaseConnectionStrings データベース接続文字列] など、 Environment を新規作成するために必要な情報を入力するためのプロンプトを表示します。これらの設定項目について特に変更が必要ない場合は、単に `<Enter>` を押下すると、デフォルト値が使用されます。 |
| 215 | |
| 216 | データベース接続文字列のデフォルトは SQLite が使用されます。 SQLite がインストールされている場合は、他の設定は不要です。 |
| 217 | 他の [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend データベースバックエンド] を使用する場合は、あらかじめデータベースが使用可能な状態にしておかねばなりません。 |
| 218 | |
| 219 | 0.12 以降で Trac は、新しい Environment の作成時に [TracEnvironment#SourceCodeRepository ソースコードリポジトリ] を尋ねないようになりました。リポジトリを後で [TracRepositoryAdmin 追加する] までの間、バージョン管理のサポートは無効化されます。 |
| 220 | |
| 221 | また、 ここで指定した値は [TracIni conf/trac.ini] 設定ファイルを直接編集することで後から変更できます。 |
| 222 | |
| 223 | 最後に、 Web のフロントエンドを実行しているユーザアカウントは、 Environment のディレクトリと、その中のすべてのファイルに対する書き込み権限が必要です。 `trac-admin ... initenv` の実行を該当するユーザで実行した場合は、この作業は不要ですが、そうでない場合、ただしユーザに権限を付与する作業が必要になります。たとえば Linux で `apache` ユーザ `apache` グループで Web サーバを起動する場合は: |
| 224 | {{{ |
| 225 | # chown -R apache.apache /path/to/myproject |
| 226 | }}} |
| 246 | ==== Trac の cgi-bin ディレクトリを生成する ==== #GeneratingtheTraccgi-bindirectory |
| 247 | |
| 248 | Trac を FastCGI などで正しく機能させるには、 FastCGI であれば `trac.fcgi` ファイル、 mod_wsgi であれば `trac.wsgi` ファイルが必要となります。これらのファイルは適切な Python コードをロードする Python スクリプトです。 [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドの `deploy` オプションを使用することで生成できます。 |
| 249 | |
| 250 | 若干の「卵が先か鶏が先か」問題があります。 [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドが機能するためには Environment が必要なのですが、 deploy には既に存在するディレクトリは使用できません。これに起因して、 Environment は depoly するディレクトリのサブディレクトリを使用することができません。この制限を回避するには次のようにすます: |
| 251 | {{{ |
| 252 | mkdir -p /usr/share/trac/projects/my-project |
| 253 | trac-admin /usr/share/trac/projects/my-project initenv |
| 254 | trac-admin /usr/share/trac/projects/my-project deploy /tmp/deploy |
| 255 | mv /tmp/deploy/* /usr/share/trac |
| 256 | }}} |
| 257 | |
184 | | SVN リポジトリの ''post-commit'' hook を編集し、 Trac 配布物に含まれる ''trac-post-commit-hook'' が実行されるようにしてください。 |
185 | | |
186 | | ''post-commit'' hook を編集するときは、まず SVN リポジトリ内の hooks フォルダに移動し、 ''post-commit'' 用のテンプレートファイルを rename してファイルを作成します: |
187 | | |
188 | | {{{ |
189 | | $ cd /path/to/svn/repository/hooks |
190 | | $ mv post-commit.tmpl post-commit |
191 | | $ chmod 755 post-commit |
192 | | }}} |
193 | | |
194 | | 続いて、ファイルをテキストエディタで開き、以下の行を追加します。パスは編集中の SVN リポジトリに接続している Trac environment のパス、および ''trac-post-commit-hook'' スクリプトのパスで置き換えてください: |
195 | | |
196 | | {{{ |
197 | | REPOS="$1" |
198 | | REV="$2" |
199 | | TRAC_ENV="/path/to/your/trac/project" |
200 | | |
201 | | /usr/bin/python /usr/local/bin/trac-post-commit-hook -p "$TRAC_ENV" -r "$REV" |
202 | | }}} |
203 | | |
204 | | もちろん ''trac-post-commit-hook'' は上記のパスに存在し、 SVN を実行しているユーザの権限で実行できる必要があります。このスクリプトは Trac 配布物中では contrib フォルダに配置されています。最新のバージョンは [http://trac.edgewall.org/browser/trunk/contrib/trac-post-commit-hook trunk/contrib/trac-post-commit-hook] からダウンロードすることができます。 |
205 | | |
206 | | |
207 | | == プラットフォーム固有のインストール方法 == #Platform-specificsinstallations |
208 | | |
209 | | * [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms] を参照してください。 |
210 | | |
| 278 | この機能を使用するためには post-commit フックを [wiki:TracRepositoryAdmin#ExplicitSync TracRepositoryAdmin] に記載したリポジトリにインストールし、 commit updater コンポーネントを有効にせねばなりません。コンポーネントの有効化は、 [wiki:TracIni#components-section trac.ini] ファイルの `[components]` セクションに下記記述を追加するか、 "プラグイン" (英語版では "Plugins") 管理パネルから設定します。 |
| 279 | {{{ |
| 280 | tracopt.ticket.commit_updater.* = enabled |
| 281 | }}} |
| 282 | 詳細な情報は "プラグイン" 管理パネルの `CommitTicketUpdater` コンポーネントにあるドキュメントを参照してください。 |
223 | | See also: [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms], TracGuide, TracCgi, TracFastCgi, TracModPython, [wiki:TracModWSGI], TracUpgrade, TracPermissions |
| 295 | See also: [trac:TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms], TracGuide, TracCgi, TracFastCgi, TracModPython, [wiki:TracModWSGI], TracUpgrade, TracPermissions |