Changes between Version 1 and Version 2 of TracIni
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- Sep 21, 2010 6:34:08 PM (14 years ago)
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TracIni
v1 v2 4 4 Trac の設定は `<projectenv>/conf/` にある '''`trac.ini`''' というファイルを編集して行います。変更した内容は通常、即座に反映されますが、 `[components]` セクションや `[logging]` セクションへの変更では Web サーバを再起動する必要があります。また、グローバルな設定ファイルを新しく作成した直後も Web サーバを再起動しなければなりません。 5 5 6 `trac.ini` 設定ファイルは Web サーバから書き込み可能でなければなりません。 Trac は現在のところ、キャッシュを破棄するために完全に Environment を再読み込みするトリガーとして利用しています。 7 6 8 == グローバルな設定 == #GlobalConfiguration 7 9 8 0.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定は `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` か、ディストリビューションによっては `/etc/trac/trac.ini` がデフォルトの位置として配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。 9 以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `inherit` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。 10 0.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定ファイルは `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` や `/etc/trac/trac.ini` などディストリビューションに依存した特定の位置に配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `[inherit]` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。 10 11 11 12 グローバルな設定は Environment 固有の設定とマージされます。ローカルの設定はグローバルの設定を上書きます。グローバルな設定ファイルは以下のように指定します: 12 13 {{{ 13 14 [inherit] 14 file = / usr/share/trac/conf/trac.ini15 file = /path/to/global/trac.ini 15 16 }}} 17 カンマ区切りにすることで、複数のファイルを指定することができます。 16 18 17 Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin trac-admin] の `initenv` コマンドに 18 `--inherit=/path/to/global/options` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。 19 オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。 20 新しく作成された conf/trac.ini ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、 21 新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。 19 Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin#initenv trac-admin] の `initenv` コマンドに `--inherit=/path/to/global/trac.ini` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しく作成された `conf/trac.ini` ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。 22 20 21 [[#inherit-section| [inherit] ]] セクションには、共有するテンプレートの配置先を指す `templates_dir` と、共有するプラグインを指す `plugins_dir` という二つのエントリもあります。これらがグローバル設定ファイルに指定することができます。この場合、他の `[inherit] file` が指定されていれば、設定ファイルは順次読み込まれます。 23 22 24 == リファレンス == #Reference 23 == リファレンス == #Referenceforsettings 25 24 26 25 現在利用できる設定項目のリファレンスです。 27 26 28 [[TracIni ()]]27 [[TracIni]] 29 28 29 == 特殊なセクションのリファレンス == #Referenceforspecialsections 30 [[PageOutline(3,,inline)]] 30 31 31 == [components]== #components-section32 === [components] === #components-section 32 33 このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの有効/無効を設定するために使います。有効/無効を設定するコンポーネントは、オプションの名前 (`name`) を使って特定します。コンポーネントが有効かどうかはオプションの値 (`value`) によって決定されます; コンポーネントを有効にするには、値を `enabled` または `on` に設定します。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは無効になります。 33 34 … … 47 48 See also: TracPlugins 48 49 49 == [ticket-custom] == #ticket-custom-section 50 51 このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。 52 53 == [ticket-workflow] == #ticket-workflow-section 54 ''(0.11 以降)'' 55 56 チケットのワークフローはプラグインで制御します。 57 デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。 58 このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。 59 詳細は TracWorkflow を参照してください。 60 61 == [milestone-groups] == #milestone-groups-section 50 === [milestone-groups] === #milestone-groups-section 62 51 ''(0.11 以降)'' 63 52 … … 70 59 {{{ 71 60 closed = closed 72 closed.order = 0 # プログレスバーでの表示順序 73 closed.query_args = group=resolution # カスタムクエリへのリンクに渡すパラメータ (非必須) 74 closed.overall_completion = true # このグループのチケット数をマイルストーンの完了パーセンテージに計上する 61 # sequence number in the progress bar 62 closed.order = 0 63 # optional extra param for the query (two additional columns: created and modified and sort on created) 64 closed.query_args = group=resolution,order=time,col=id,col=summary,col=owner,col=type,col=priority,col=component,col=severity,col=time,col=changetime 65 # indicates groups that count for overall completion 66 closed.overall_completion = truepercentage 75 67 76 68 new = new … … 79 71 new.label = new 80 72 81 active = * # キャッチオールグループを 1 つ許容 82 active.order = 1 83 active.css_class = open # このグループに付与する CSS のクラス 84 active.label = in progress # このグループを表示するときに使用するラベル 73 # one catch-all group is allowed 74 active = * 75 active.order = 2 76 # CSS class for this interval 77 active.css_class = open 78 # Displayed label for this group 79 active.label = in progress 85 80 }}} 86 81 … … 93 88 `table.progress td.<class>` 94 89 95 == [svn:externals] == #svn:externals-section 90 === [repositories] === #repositories-section 91 92 (''0.12 以降'' のマルチリポジトリ) 93 94 trac.ini の `[repositories]` セクションに設定できることは、新しいリポジトリを登録すること以外にもあります。 95 96 使い勝手を増すエイリアスや、一時的なリポジトリ、インストール時の初期状態などを設定することができます。 97 98 このセクションとその他諸々の書き方についての詳細は [TracRepositoryAdmin#Intrac.ini TracRepositoryAdmin] を参照してください。 99 100 === [svn:externals] === #svn:externals-section 96 101 ''(0.11 以降)'' 97 102 98 103 Subversion 向けの TracBrowser は、フォルダの `svn:externals` 属性を解釈できます。 99 しかしながら、外部リソースが `http:` プロトコルを使用して ''いない'' 場合や、リンクを異なるリポジトリブラウザ (別の Trac や [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような) に向けたい場合、 Trac に external のプレフィックスと外部の URL のマップを設定しなければなりません。 104 デフォルトでは URL をリンクとして処理できるだけであり、 Trac 自身はリモートとなるリポジトリをブラウズすることはできません。 105 106 しかしながら、別の Trac インスタンス (または [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような別のリポジトリブラウザ) がリンク先のリポジトリにをブラウズできるように設定されていれば、別のリポジトリブラウザを指す外部の URL を Trac に設定しておくことができます。 100 107 101 108 このマッピングは TracIni の `[svn:externals]` セクションで設定します。 … … 104 111 {{{ 105 112 [svn:externals] 106 1 = svn://server/repos1 http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev107 2 = svn://server/repos2 http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev113 1 = svn://server/repos1 http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev 114 2 = svn://server/repos2 http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev 108 115 3 = http://theirserver.org/svn/eng-soft http://ourserver/viewvc/svn/$path/?pathrev=25914 109 4 = svn://anotherserver.com/tools_repository http://ourserver/trac /support/browser/$path?rev=$rev116 4 = svn://anotherserver.com/tools_repository http://ourserver/tracs/tools/browser/$path?rev=$rev 110 117 }}} 111 上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/trac /support/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は、 external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください)。118 上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/tracs/tools/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください)。 112 119 113 120 Note: 番号はセクション内でのキー項目としてだけ使用されます。 URL 自身はキー項目として扱うことが出来ないという、設定ファイルのパーサの制限事項を回避するためです。 114 121 122 最後に [http://subversion.tigris.org/svn_1.5_releasenotes.html#externals Subversion 1.5] で導入された相対 URL は、現在のところサポートしていません。 123 124 === [ticket-custom] === #ticket-custom-section 125 126 このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。 127 128 === [ticket-workflow] === #ticket-workflow-section 129 ''(0.11 以降)'' 130 131 チケットのワークフローはプラグインで制御します。 132 デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。 133 このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。 134 詳細は TracWorkflow を参照してください。 135 136 115 137 ---- 116 138 See also: TracGuide, TracAdmin, TracEnvironment